壁に穴を開けない【パンチングボード】

DIY

「玄関のひとつの役割に、用事が短い来客の対応の場である」

そんな我が家の玄関は飾り気がなくどこか物寂しい感じ。

製作前玄関

あまり来客が多いとは言えない我が家の玄関にもなにかほしい!

下駄箱中間にあるスペースを生かし、インテリアになるものを飾れるようにしたい!

ということでパンチングボードを製作することにしました。

いろいろな形のパンチングボードがあると思いますが、

今回は壁にも穴を開けず、余計な突っ張り棒なども使わずに製作した

私なりの作り方を紹介していこうと思います。

それではどうぞ!

寸法を測る

まずは大きさを確認するために寸法を測ります。

メジャーをあてるだけなので測った数字をメモします。

スケッチを書く

そして製作したいもののスケッチを描きます。

(材料の形や構造だけわかればよいのでラフスケッチで済ませます。)

今回は大まかにこのような作りに

材料仕入れ

ホームセンターなどでパンチングボード購入

パンチングボード 5㎜穴25ピッチ 5.5㎜厚 サイズ900×600 ¥2,500円程度

シナベニヤ    15㎜厚 端材にて (正面枠)

集成材      40㎜厚 端材にて (背面枠)

加工

断面がL字になっている材料(背面枠)は加工に危険を伴うので、

このように作りを変えてもよいかと思います。

小さい部材をビスで固定する例

私は仕事で慣れているため38×28の材料に10×8の切り欠きをしています。

パンチングボードは切り欠いた部分より少し小さくカット

(2㎜程度小さくしています)

昇降盤という機械で切り欠き加工をまとめて行い、横切りという機械で長さを切っていきます。

(機械がない場合は、材料を買ったホームセンターで加工をお願いするのもひとつの手です。)

仮組

加工が終わったら全部を組み立てずにある程度のパーツに分けた状態にします

(今回の物であれば正面枠・パンチングボード・背面枠の3つ)

きちんと収まるかどうか確認してから組んだほうが、もし合わなかった場合に変更が楽に済みます

しかしここで問題発生⁉

仮組した背面の枠を入れようとしたところ、

測った寸法だとどうも入らない。

原因を突きとめると左右で高さが違うことがわかりました。

パッと見では気づきにくいところ、

全部形にしてしまう前に気づけてよかったです。

再加工

背面枠の長さをひとつだけカットし直し、

正面部材も合わせて微調整

再度入るかどうかの確認をします。

今回はうまくいきました

本組み

背面枠が入ることを確認できたので収め、パンチングボードをはめ込みます。

そして正面枠をビスでとめます。

正面枠は45°でカットしてありますが長方形ではないため若干のズレがでます。

ただ大きな誤差ではないため許容範囲として組みました。

ビス頭も隠せばもっときれいに見えますが、外すことも考えそのままにしています。

かなりきっちり作ったため、斜めに傾けようとしても倒れることはありません。

これで壁に穴を開けることなくパンチングボードを取り付けることができました。

まとめ

既製品など使えば楽に飾ることもできるかもしれませんが、

寸法通り作るだけで収まりに無駄がなく、見た目もきれいにできます。

こうしたい・こういう機能がほしいなど普段思い描く理想を

自分の手で作り上げることができるもDIYの楽しみのひとつだと思います。

職人だからできるんじゃないの?なんて思われる方もいるかもしれませんが、

正確な寸法を出しやすいということと、作業の速さという点さえ意識しなければ

多少の狂いや、間違いなども作った時の達成感でなんとでもなるものです。

それを味が出たという経験とするもよし、

できるようになってから再度手直しするもよし、

DIYにはいろんな楽しみ方があり、何度でもチャレンジできます。

作品集にいくつか写真を先に載せています。

ひとつずつこれから紹介していこうと思いますのでよければまた覗いてみてください。

ではまた次の作品でお会いしましょう。

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